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洋画を日本語の吹き替えで流しながら、字幕もつける。すると、耳から入ってくる言葉と、画面の文字が違う。
あれ?今、そんな言い方だった?
気になるよね。字幕の方が短かったり、吹き替えの方がくだけていたり。同じ場面なのに、どっちを信じればいいの、と戸惑うこともあると思います。
先に言うと、違う日本語になっているだけで、どちらかが間違いとは決められません。文字で読ませる字幕と、声で聞かせる吹き替えでは、翻訳するときに合わせる条件が違うんです。
この違いを、映画の楽しみへつなげてみませんか。今回紹介する本は、太田直子さんの『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』。光文社新書の一冊で、映画翻訳の舞台裏を知りたい人が検討できる本です。
この記事は、書誌と公開された内容案内をもとにした購入前の案内です。本を読み終えた感想として紹介するものではありません。字幕と吹き替えの基本は翻訳の専門機関の説明から、本の選び方は出版社・図書情報・実際の販売ページから確かめます。
好きな映画に、もう一つ気になるところが増える。そんな入り口を、肩の力を抜いて探していこう。
字幕と吹き替えが違うのは、読む時間と話す時間が違うから
画面には人物の表情があって、部屋の様子があって、その下に字幕が出る。映画を見るときって、文字だけをじっくり読んでいるわけじゃないんだよね。
字幕を読み終える前に次のせりふが来たら、追いかけるだけで忙しくなってしまう。だから、長い言葉をそのまま全部載せれば親切、とは言い切れません。
映像翻訳スクールのキネマ翻訳倶楽部は、字幕は読める字数、吹き替えは原文のせりふの尺に合わせると説明しています。字幕は視線で受け取り、吹き替えは声で受け取る。その違いが、日本語の選び方にも関わります。
つまり、字幕と吹き替えを文字起こしして、長い方が詳しくて正確、短い方が手抜き、と比べるのは早いんです。短くても、その場面で必要な意味が届いているか。声なら、人物が話している時間の中で自然に聞けるか。見るところを少し変えてみよう。
たとえば、誰かが相手を引き止める場面。これは特定の映画のせりふではなく、考え方の例だけど、止めたい気持ちを短い一言で伝える方法と、相手への呼びかけも含めて伝える方法があります。
言葉の数が違っても、引き止めるという役割が同じことはある。逆に、表面の言葉が似ていても、強く命令しているのか、お願いしているのかで印象は変わります。ここ、見つけると面白そうじゃない?
もちろん、違いがあるから全部正しい、と決める必要もありません。翻訳の条件を知ることと、個別の訳が適切かを調べることは、分けて考えます。原語の意味が分からない場合は、日本語二つを見ただけで誤訳と断定せず、まず「この人物の気持ちがどう届いたか」を自分の感想として残すとよいでしょう。
本の内容案内には、映画の字幕づくりや吹き替えを扱う項目があります。字幕がどうしてその言葉になるのか、制作の側からも知りたくなった人に、今回の一冊を検討する理由があります。
太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』を楽天で探す
なお、映画の外国語を訳す字幕と、せりふや効果音などを伝えるバリアフリー字幕は、目的が同じとは限りません。配信画面で字幕を選ぶときは、言語名だけでなく種類の表示も見てください。この記事で考えている中心は、外国語の映画を日本語で楽しむときの翻訳です。
太田直子の『字幕屋』はどんな本?購入前に内容案内を見よう
書名、長い!でも、映画を見ながら日本語が気になってしまう人には、そこからもう興味が湧くよね。
正確な書名は『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』。著者は太田直子さん、出版社は光文社。CiNii Booksの書誌では、光文社新書292、2007年2月刊、219ページ、ISBNは9784334033927と確認できます。
購入ページで似たタイトルの本が出てきたときは、このISBNで照合すると選びやすくなります。著者名だけで選ぶと、別の著書を開いていることもあるので、最後に書名まで合わせてね。
公開された内容案内では、外国映画の翻訳の舞台裏と、日本語についての話を扱う本として紹介されています。目次を見ると、字幕づくりや吹き替えに加え、句読点や表記を扱う項目もあります。映画のあらすじだけをたくさん読む本、という選び方とは違います。
光文社新書の公式記事でも、この本の一節が紹介されています。そこでは翻訳者が言葉を選ぶ難しさに触れられています。日本語へ置き換えたら作業が終わり、という単純な話ではない。そういう仕事の考え方に興味があるなら、内容案内を確かめるきっかけになりそうです。
一方、「この本を読めば、いま配信されている映画の訳が全部分かる」と期待して買うのは、少し待とう。
刊行は2007年です。現在の配信サービスの画面操作や、最新の字幕制作ツールを説明する本として紹介しているわけではありません。映画翻訳を考える視点に関心があるのか、今日使うサービスの設定方法を知りたいのか。欲しい情報を先に分けると、本とのすれ違いを減らせます。
読みたい目的を、短く一つ書いてみてください。「字幕の言葉が短くなる理由を知りたい」「映画翻訳の仕事に関心がある」「日本語の表記を考える話が好き」。その一つと、公開目次を照らし合わせます。
逆に、特定の作品の全せりふの解説や、英語学習の問題集を探しているなら、内容案内からそれがあるとは確認できません。書名の勢いだけで期待を広げすぎず、求める内容があるかを見たいところです。
図書館で探す方法もあります。まず借りて読みたいか、手元に置きたいかは、自分の読み方で決めて大丈夫。映画を見たあとに少しずつ読みたいなら、すぐ開ける場所に置ける本かどうかも、購入を考えるポイントになります。
比べるなら、映画を丸ごと二周する前に一つの場面から
字幕版と吹き替え版、両方見たい。でも一本が長い映画だと、二周する時間はなかなか取れないよね。
そこで、家で正規の映像を楽しむときは、気になった短い場面を一つだけ比べる方法を提案します。これは本に書かれた手順の紹介ではなく、この記事での鑑賞の工夫です。
まずは作品を一度、好きな方法で見る。最初から訳の違いを探し続けると、物語を追う楽しみより、確認作業が前に出てしまうことがあります。気になった場面だけ、あとで戻れる目印を残すくらいでいいと思います。
目印は「前半、二人が駅で別れる場面」など、自分が思い出せる短い説明で十分。視聴するサービスで再生位置を確認できるなら、時間を控えてもよいでしょう。映画館では再生を止められないので、その場で端末を開いて調べるのではなく、鑑賞後の楽しみにします。
家で見直す場合も、字幕と吹き替えの両方が、持っているディスクや利用中のサービスに収録されているとは限りません。音声と字幕の設定で、選べるものを先に確かめてください。別の版を買う必要があるなら、追加料金と収録内容を見てから決めます。
比べる場面では、いきなり全単語を照合しなくて大丈夫。最初は一つだけ、「この人は頼んでいる?怒っている?冗談を言っている?」と考えてみます。
次に、字幕で受け取った印象と、吹き替えの声で受け取った印象を別に書きます。「字幕ではきっぱりした印象」「声では少しためらっているように感じた」など、自分の受け取り方として残します。訳そのものの良し悪しと、声の演技や表情から受けた印象をごちゃまぜにしないのが、比べるときの小さなコツです。
同じ場面を何度も止めて疲れたら、そこでおしまい。せりふ一つを比べられたなら、今日の発見として十分じゃないかな。続きを普通に見て、物語へ戻ろう。
字幕の制作側も知りたくなったら、太田直子の『字幕屋』を確認する
本を選ぶ前にも、この小さな比較はできます。言葉の違いを見つけるのが楽しいのか、物語を途切れず見る方が好きなのか。自分の楽しみ方が分かると、翻訳の本を読む時間を作りたいかも判断しやすくなります。字幕派、吹き替え派を無理に変える必要はありません。
中古で探すときは、安さの前に書名と状態を合わせよう
気になった本を検索して、あ、買えそう!となったところで、商品名の最初をもう一度見てください。
今回確認できた楽天市場の販売ページは、中古本です。新品として案内しているわけではありません。検索結果には別の店舗や状態の商品が並ぶことがあるので、開いたページごとに確かめます。
もったいない本舗の販売ページでは、太田直子、光文社、新書、ISBN-13の9784334033927が表示されています。ここを、さっきの書誌情報と合わせます。同じ本を選べていると分かったら、次は自分が受け入れられる状態かどうかです。
中古本の「良い」「可」などの表記は、名前だけで判断せず、その店の説明を読みます。確認した店舗では、「可」に書き込みや傷みがある場合が示されています。また、商品画像に帯があっても、実物には付かない場合があると案内されています。
表紙写真がきれいだから、中も同じ状態だろう。帯が写っているから、帯付きだろう。そこは、写真から決めない方がよさそうです。
読むための一冊なら、多少の傷みは気にしない人もいると思います。一方、自分で線を引きたい人や、書き込みがあると気が散る人は、状態説明にこだわってよいところ。誰かに贈る予定なら、新品を希望するか、中古でもよいかを先に考えます。
値段も、本体だけでは決められません。送料や配送方法を含めた注文総額で比べます。検索結果の表示と、カートで選んだ状態の価格が同じかも、注文前に見てください。この記事では変動する価格を固定して紹介しません。
急いで読みたい場合も、商品名に早い配送の言葉があるだけで、明日届くと決めないでね。発送と到着は別で、配送方法、地域、注文時点の在庫によって条件が変わります。注文画面で自分の住所に対する案内を確認します。
迷ったときは、比較する条件を三つに絞ると楽です。同じISBNか、受け入れられる状態か、総額と到着の案内が合うか。価格順に何ページも開いて疲れる前に、この三つがそろう候補を残してみよう。状態が分からない商品は、店に確認してから選べます。
次の映画で一つ気になったら、それが本を開くきっかけになる
字幕と吹き替えで日本語が違った。そこで「何か変だな」で終わる日があってもいいし、「どうしてこうなった?」ともう一歩気になる日があってもいい。
今回の本を検討するのは、後者の楽しみを増やしたいときです。映画を好きになるために、翻訳の勉強を済ませておく必要はありません。好きな作品の言葉が気になった。その順番で始めて大丈夫です。
次に見る映画では、比べたいことを一つだけ決めてみてください。呼びかけ方でも、短くなった言葉でも、敬語の印象でもよいでしょう。いくつも課題を作ると、楽しい夜が宿題になってしまうからね。
見終わったあと、友達と話すなら、「字幕と吹き替えで違ったよ」だけでなく、どんな気持ちに聞こえたかを添えると話しやすくなります。「私はお願いに聞こえた」「そっちは強く言っているように感じたんだね」と、受け取り方を並べられます。
こんなふうに言い方を試すときも、相手に同じ解釈を求めなくて大丈夫。「ここが気になったんだね」と受け止めて、違う場面に心が動いたなら、その話も聞いてみたいよね。どちらが詳しいかを決めるより、お互いの好きなところを持ち寄る時間にしてみよう。
感想をブログへ書くなら、訳文を長く並べるより、どの場面で何が気になったかを自分の言葉で説明してみよう。結末に触れる場合は、先にネタバレがあると知らせると、これから見る人も読むかどうか選べます。
字幕が短かったという事実と、それで人物が冷たく感じたという感想は、別の話です。この二つを分けて書くと、自分でも「私はどこに反応したんだろう」と戻って考えやすくなります。短い一文を足すだけでも、好き嫌いだけではない感想の入り口になると思います。
買う前には、2007年刊の内容案内と自分の読みたい目的を合わせること。中古で選ぶなら、ISBNと状態、注文総額を見ること。この二つを済ませたら、あとは読む時間をどこに作るかです。
上映後すぐに読みたいのか、休みの日に少しずつ開きたいのか。背伸びした計画より、「次に気になる字幕が出てきたら、この本の案内をもう一度見よう」くらいの予定でもいいよね。
あれ?から始まった小さな引っかかりが、次の鑑賞の楽しみになる。映画のあとに話したいことが一つ増えたら、もう十分うれしい変化だと思います。
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